VICTOIRE広島 ホームロードレースとは ▶ ロードレースについて

ロードレースとは

ロードレースについて

ロードレースってどんな競技?

主に公道をコースとする自転車の長距離レースです。200kmを超えるものもあり、競技時間は5〜6時間になることも。プロでも完走できないこともある過酷な競技です。
スピードは、40km/h前後と原付きバイクよりも早く、下り坂では100km/hに達することもあります。

100〜200人ほどの選手が一斉にスタートして、最初にゴールした人が優勝です。
各チームから複数の選手が出場し、優勝を狙う選手(エース)と、それをサポートする選手(アシスト)に分かれて、それぞれが役割を担ってレースを有利に進めようとします。

ロードレースは風との戦い。人の後ろを走ることで空気抵抗を受けずに済み、体力を温存することができます。アシストは前を走って風よけとなったり、走りやすい位置を確保したりと、エースの優勝のために尽くします。チームから優勝者を出すため、チームで総力をあげて戦うのです。
優勝者とチームメートが同じぐらい喜んでいるのは、一人の力で手に入れた勝利ではないからです。

更新日 : 2019年4月16日

ロードレースは競輪とは違うの?

自転車競技というと、競輪をはじめとするトラック競技のイメージが強いかもしれません。トラック競技は、専用の競技場で走る短距離レース。傾斜のついたすり鉢状の走路(バンク)を走り、最高時速は70kmほどと言われています。瞬発力やパワーが求められるため、大柄で筋肉質な選手が多い傾向があります。レース全体が見渡せることと、短時間で決着がつくスピード感のある展開が魅力です。

一方、主に公道を使って長距離を走るロードレースは、出場人数が多く、レースが長時間に及びコースも変化に富んでいるため、複雑な駆け引きや様々なドラマが生まれるところが魅力です。コースが広範囲に渡ることが多く、その場合は全体を見渡すことは難しいですが、テレビやインターネットの中継を活用すると展開もよくわかり、景色も楽しむことができます。選手は、概して持久系筋肉メインの「細マッチョ」が多いです。

更新日 : 2019年4月11日

コースの種類とそれぞれの魅力

自転車ロードレースには、コースやレースの形態が異なる以下のような種類(種目)があります。


第1回JBCF広島クリテリウム (2018.07.01)

◎クリテリウム
数kmの短い周回コースを何十周もして着順を競います。市街地で行われることも多く、ふだん車が行き交っている道路を封鎖してコースを設置するため、見慣れた街並みが激変します。
猛スピードで走る選手たちが目の前を何度も通過していくので迫力満点。一周の距離が短く、全体を見渡しやすいため、レース展開を追うことができてハラハラドキドキが続きます。
平坦なコースが多いため移動も楽なので、初めて観戦するならクリテリウムがオススメです。


第2回JBCF修善寺ロードレース (2019.03.16)

◎ロードレース
主に舗装された道路で、短いもので60km程度、長いものでは200km以上の距離を走って着順を競います。公道で行うため、街中、山間地域、工業団地や飛行場など、どんな場所でもコースになり得ます。海外では、高速道路や石畳の道がコースになることも。

距離が長いためコースが変化に富んでおり、平坦な場所や坂道などいろいろな場面を見ることができます。バラエティに富んだ写真を撮影できる楽しみもあります。

また、距離も時間も長い分、ゆったりしたペースで走る場面もあり、他チームの選手同士が会話をしながら走っているのを見られることもあります。意外な交友関係が垣間見えるそんな光景も、ロードレースの楽しさの一つです。
1ヶ所に留まって次の周回を待つのもいいですが、レースをたっぷり満喫するには、選手が通過したらハイキング感覚で観戦ポイントを移動して、先回りするのもオススメです。

◎ヒルクライム
上り坂のみで構成されたコースを走って、着順またはタイムを競います(着順を競う場合は一斉スタート、タイムを競う場合は順に出走します)。富士山を舞台にしたレースも有名です。平坦な場所を猛スピードで走る力と、坂を登る力は、まったく別。登りに強い選手がグイグイ上がっていく姿は圧巻です。
それでも平坦や下りに比べるとスピードが落ちるため、じっくりと選手を見ることができるのがヒルクライムの魅力です。きつい坂に挑む選手の息遣いや表情を見ると、応援せずにはいられなくなるはず!

◎タイムトライアル(TT)
着順ではなくスタートからゴールまでのタイムを競うもので、「TT」と略されます。風の抵抗が最小限になるよう設計されたTT専用の自転車やヘルメットを使用するので、よりスピード感のあるレースを見ることができます。
「個人TT(ITT)」と「チームTT(TTT)」があり、純粋なタイムを計測するため、競走ではなく、1人(または1チーム)ずつ順番に出走します。

チーム戦は、試合によって異なりますが、Jプロツアーでは1チームから6人が出走して3人目がゴールしたタイムで競われます。
風の抵抗による負担を分散するためメンバーが交代で先頭を走って、より短いタイムを目指します。6人全員で先頭交代をするもよし、3人をできるだけ早くゴールへ運ぶため残りのメンバーで風除けの役割を分担するもよし、作戦は様々です。

更新日 : 2019年4月16日

ワンデーレースとステージレース

ワンデーレースは、名前の通り、1日で優勝者を決めるレース。一斉にスタートして、一番にゴールした選手が優勝です。

ステージレースは数日にわたって実施され、基本的に1日1ステージが行われます。各ステージの順位と、全ステージのトータルタイムによる総合順位を争います。

また、総合優勝以外にさまざまな賞が設定されているのも、ステージレースの特徴の一つです。
コースの途中に設けられた地点(ポイント)の上位通過者にはポイントが与えられ、獲得ポイントの最も多い選手に贈られるスプリント賞(ポイント賞)山岳賞、23歳以下(Jプロツアーの場合。海外では25歳以下の場合も)で1位になった選手に与えられる新人賞などがあります。

最も栄誉があるのは、全日程終了時点での合計タイムによる個人総合優勝ですが、戦略的に日ごとの「ステージ優勝」や各賞を狙うチームもあります。どれか1つでもタイトルが取れれば、それは非常に名誉なことです。

有名な「ツール・ド・フランス」も約3週間にわたり全21ステージで争われるステージレースで、世界最高峰のレースともいわれています。

更新日 : 2019年4月16日

賞について

最終的な着順のほかに、「山岳賞」「スプリント(ポイント)賞」などの表彰もあります。これらの賞を獲得することも名誉なことであり、得意分野を生かして各賞を狙う選手も少なくありません。

◎山岳賞…コースに山が含まれているレースで設けられる賞です。山の頂上にポイント(地点)が設定され、そこを上位で通過した選手に得点が与えられて、持ち点が最も多い選手が受賞します。
レース中にいくつかあるポイント獲得地点を順番にKOM(king of mountain)1、KOM2等と呼んだりします。

◎スプリント(ポイント)賞…コース中の平坦な場所に設けられたポイント(地点)を上位で通過した選手が得点を獲得。持ち点が最も多い選手が受賞します。

更新日 : 2019年4月12日

特別なジャージ

レースで特定の成績を残した選手には特別な色のジャージ(ウェア)が贈られ、次戦(複数日にわたるレースでは獲得翌日)はチームのジャージの代わりにそれを着てレースに出場します。大会によって用意されるジャージの色と意味は異なります。

複数日にわたって行われるステージレースでは、その日までの累積時間が最も短い、つまり一番速い選手に「リーダージャージ」が与えられます。

年間20数レースを行うリーグ戦である「Jプロツアー」では、各レースで着順によってポイントが付与され、年間を通して累計されます。レースごとに、その時点での累積ポイント1位の選手が表彰され、リーダージャージが与えられます。
また、各レースでは特定の場所を一番に通過した選手にポイント賞(スプリント賞)や山岳賞が与えられますが、それらを獲得した選手には各賞のジャージも贈られます。

また、全日本選手権など各国の国内選手権(TTとロードレースそれぞれ)の優勝者には「ナショナルチャンピオンジャージ」が贈られます。獲得した選手は、翌年の国内選手権まで世界中の大会でそのジャージを着て走ることができます。

特別な色のジャージを着ることは強さの証明なので栄誉あることですが、他チームからのマークが厳しくなるため、アタック(ペースアップして他の選手を出し抜こうという動き)が決まりづらくなるなど困難も伴います。

◎特別なジャージの例
・Jプロツアーのポイントリーダー:プロリーダージャージ…赤
・JプロツアーのU23(23歳未満)の1位:ネクストリーダージャージ…白

・全日本選手権優勝:白地に日の丸がベース。獲得者の所属チームによりデザインは異なる

・ツール・ド・熊野:各ステージ終了時の1位:黄色
          各ステージ終了時のU23の1位:水色

更新日 : 2019年4月11日

監修 ヴィクトワール広島