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- 2015.6.22 Jプロツアー第9戦富士山ヒルクライム
- Jプロツアー第9戦「第12回 JBCF 富士山ヒルクライム」に清水・金田・丸本・河賀が出場いたしました。
<リザルト>
1位 ホセビセンテトリビオ マトリックスパワータグ
2位 ベンジャミ プラデスレベルテ マトリックスパワータグ
3位 早川朋宏 AISAN Racing Team
36位 清水英樹 VICTOIRE広島
50位 河賀雄大 VICTOIRE広島
60位 丸本悠太 VICTOIRE広島
63位 金田智行 VICTOIRE広島
以下、選手のレポートです。
河賀雄大
「前日に到着し富士山登ったどーー!という達成感を味わうため試走はなし。
噂に聞いていた急勾配のヒルクライム。備えあれば憂いなしという事でリアのスプロケは11-32という超ワイドギア。
広島の"イバンマヨ"こと丸本選手に馬返し過ぎるまで力を残しておいた方が良いとアドバイスを受ける。
スタート後は約9%の勾配が続く。既に少し意味わからない。馬返しまでも急勾配が続くが淡々と登る。中間地点で一旦下りが現れる。「これが馬返しか」と思った次の瞬間には帰りたくなるほどの勾配が待っていた。私にはそれが壁に見えるほどだった。さらにギア軽くして32Tをつけといてよかったと思い、何としても蛇行せずに登ろうと決意した。しかし登っても登っても緩やかになる事はない。脳裏には「足をつく」という単語が浮かぶ。しかしつくわけにはいかない!と思いまっすぐ登る。
その1分後には蛇行して登ってたのは言うまでもない。
蛇行した方が全然速く千切れた集団に追いつく。蛇行を繰り返しつつラスト1kmの看板を見る。最後は勾配が緩くなって(緩くない)ゴール!!
ゴール後は達成感より吐き気の方が来ていた。
順位は悪いがまた参加しても良いかなーと思えるヒルクライムだった。
金田智行
「天気予報は雷を伴う雨。それにより監督会議でも注意事項として雷が鳴り始めたら中止。
6時30分に会場入りし、10時スタートを待った。
雨は降ったり止んだり。
覚悟は大会会場に着く前から出来ていた。
問題は終わってからの下りだけ。そのために防寒装備は万全。
1時間前からアップをして気持ちを高める。
雲はいっこうに晴れないが、雨は止んだ。
ギリギリまでアップをして寒さをそして気持ちを切らさないようにした。
自転車の計量をして、サインをしてスタート地点。
雨が降り始め、霧で視界が奪われる。
平均勾配は10%。ギアは39ー26と重めで設定してある。踏み倒すしかない。
最初オーバーペースも息が持たなくなり、整えてから自分のペースで上る。
前を一人一人追うしかない。
二人抜かしては、一人抜かされを繰り返す。
20%の勾配はシッティングで上ハンを握るとタイヤが浮く。
まさに壁のよう。
辛いが大きいが、少しだが楽しいを味わえた。
何回も気持ちが切れるのを我慢して最後に一人抜かしてゴール。
結果や記録として全く満足できないものだが、レースに出て少なからず収穫はあった。
その収穫から、これから始まるロードレースに向けて力をつけていきたい。
一つずつ一歩ずつ、後退ではなく、前進をしていきたいと思います。」