VICTOIRE広島(ヴィクトワール広島) ▶ 2015.7.06 JPT第11戦 西日本クラシック

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2015.7.06 JPT第11戦 西日本クラシック
Jプロツアー第11戦「第49回 JBCF 西日本クラシック」に河賀、中山、宮田、宮口、清水、石堂、伊藤が出場いたしました。
 

レースは、広島中央森林公園サイクリングコースの1周12.3km×12周の147.6kmで行われました。
1周目から河賀が積極的に逃げ集団をつくり、地元のレースを盛り上げます。後方集団待機のチームメイトを休ませます。
逃げの7名は
河賀(ヴィクトワール広島)
ウルタスン(Team UKYO)
大久保(宇都宮ブリッツェン)
安原(マトリックス)
小坂(那須ブラーゼン)
横山(シマノレーシング)
阿曽(キナンサイクリング)

有力TOPチームほぼ全チームが逃げにメンバーを乗せたことにより、メイン集団は逃げを容認します。
メイン集団との差は、一時は7分差まで広がります。
レースの半分を過ぎた6周目からメイン集団も追走の動きを開始します。
8周回目にスピードの上がったメイン集団が河賀を含む逃げの5名を吸収します。その後、単独で逃げ続けていたTeamUKYOのウルタスン選手も吸収され、さらに攻撃が加わった集団から数名の逃げができます。ヴィクトワール広島からそのペースアップに反応できたのは中山1人でした。
ラスト2周に入り、集団も30人ほどに絞られます。粘りの走りを見せていた中山も中切れを埋めきれず、先頭集団から離れてしまいます。
ゴールは十数名に絞られたスプリント勝負になり、Team UKYOの畑中選手がゴールを制して優勝しました。

ヴィクトワール広島は122名出走中、完走者60名と厳しい中、4名が完走しました。

〈リザルト〉
1位 畑中勇介     Team UKYO
2位 入部正太郎   シマノレーシング
3位 鈴木龍     那須ブラーゼン
30位 中山卓士    VICTOIRE広島
35位 河賀雄大    VICTOIRE広島
39位 伊藤翔吾    VICTOIRE広島
44位 清水英樹    VICTOIRE広島
DNF宮田久生     VICTOIRE広島
DNF石堂大悟     VICTOIRE広島
DNF丸本悠太     VICTOIRE広島
DNF宮口直之     VICTOIRE広島

レース記事
シクロワイアード
サイクリスト
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以下、選手のレポートです。

中山卓士 30位
「ミーティングで私は逃げずに待機をさせて欲しいと話をした。普段は積極的に動くのだが今回は本気でレースで結果を狙いたかった。                 1周目から河賀選手が先行して7名の逃げができる、私が話した通りに河賀選手は逃げを作ってくれて本当に良い動きをしてくれた。タイム差が一気にひらいていくことをみて、次の集団の動きを用心深くみました。5周目に入るところでは7分以上の差ができていて
6周目の三段坂が終わるとマトリックスがペースアップをして追走を開始。
8周目には逃げ集団(河賀含む)を吸収。
ラスト5周目に入ったペースアップに清水、伊藤、河賀選手が集団から離れる。山口コーチから1人と聞かされて気合いをいれた。
その後は何度かアタックが掛かり小集団の逃げが何度か形成をされるが決まらない。
ラスト2周で集団も30人ほどに絞られていて下り坂で中切れにあい体力が残っておらず、その差を埋めれなかった。その後の登り坂で懸命に追って人数を4人に増やし次のフェイストンネルの前で集団に追いつく。しかしラスト一周に入る前の三段坂の頂上で力尽き集団から離れる。その後は応援の声があり、なんとしてもここから順位を落としてはならないと思い一人旅で一周を走った。一生懸命ペダルを踏んだ。結果は30位。 今の自分の実力なんだと思いますが非常に悔しい。今後は石川、湾岸、いわき、大分を狙って頑張っていきたい。 
ファンの声に助けら励まされたレースでした。本当にありがたい。負けじとがんばっていきたい。 また、チームメイトに恵まれて良い向上心の強い選手ばかりなので、今後のチームの動きも意識をして成長をさせていただきたい。」

河賀雄大 35位
「ついに迎えた西日本ロードクラシック。今年1番狙っているレースでもあり、かなり前からこのために自分を追い込み、レース1週間前から疲労を抜くことを考えレースに備えてきた。
スタート前のミーティングで中山選手の意気込みや他のチームメイトの意気込みを聞き、ホストチームとして逃げに乗らないのはマズイと思い逃げに乗る事にした。
アップで集中するため、周りを見ないようにウェアを被りアップをする。アップ中はひたすら自分にプレッシャーをかけ続け、かなり集中してスタートラインに並ぶ事ができた。
スタート後は先頭が見える位置で走る。もし誰かがアタックし、追走が入る瞬間に逃げに乗ろうと思っていたが、なかなかアタックが始まらずフェンストンネルに到達。フェンストンネル終盤に一瞬先頭のペースが落ちたため、勢いを利用してアタック?する。その後の下りでペースを上げると数名が追い上げてくるのが見える。3段坂では7人の逃げが決まる。 その後、各チームの思惑があり引かないチームが出てくるが、僕は逃げ続ける必要があるので気にせずに踏む。しかし、集団に勢いがありラスト4周を残して集団に捕まってしまう。
そして捕まった後の三段坂で耐え切れず集団からもグルペットからも千切れてしまった。
千切れてからはグルペットには追いつかねば!と思い展望台の登りでスプリントをして追いつく。その際に久々に足が攣ってしまい、思った様にペダリングが出来なかったが、回復に努めラスト1周に入る頃には復活していた。
ラストになると、微妙に登りでペースアップが始まるがその度にブリッツェンの大久保選手が集団の先頭に出て抑制する。
そして、ラストの下りで伊藤代表に「最後、スプリントをしてくれ!」と頼まれ即答で「はい!」とカッコよく答えて集中していたが、犬の息遣いの様に激しく呼吸をしている代表の姿が微妙にツボに入り、レースが終わってから皆に報告するネタを考えていたのは言うまでもない。
ラストのストレートに入ると、案の定大久保選手がスプリントを始める。その番手に着き自分もスプリントを開始。しかし横に並ぶ前に大久保選手が踏むのをやめてしまった。
結果は35位で最後に勝たせてくれたのは嬉しいが本音は本気で勝負したかった。
このレースを終えて、多くのファンが見に来て応援してくれて本当に嬉しかった。そして、チーム関係者には本当に感謝している。
これからも、チームの為に全力で走るのでよろしくお願いします。」

伊藤翔吾 39位
「西日本チームタイムトライアル、西日本クラシックをホームレースと決めてから今日まで、ロードレースを楽しんでもらえる環境づくりが自分にとって最優先課題となっていました。
しかし、スタートラインに立てば全員同一条件なので、優勝を目指して走るのみです。
土曜日のチームタイムトライアルは残念ながら中止になってしましたが、気持ちを切り替えて臨んだ日曜日のロードクラシック、いつも通りを心がけました。
ホストチームということで最初にコールしていただき、最前列に並びました。いつかはチームランキングで最前列を!と思うくらい余裕があったのか、緊張はありませんでした。ただ、多くのファンの方がレースをオレンジ色にしてくれ、朝早い時間から応援して頂いていることを忘れずに走ろうと、スタート2分前から一気に集中力を高めました。
今シーズンのJPTのレースの中では、距離が長い方であることで、逃げの動きがある程度決まりやすいと判断。初めの対応は河賀選手と自分でした。
河賀選手を含む逃げが決まってからは、すぐオフモードに切り替えました。
レース後半にくるペースアップと今の自分の状態を考えると、このメンバーでは、1発か2発の対応が限界だと思いました。なるべく脚を温存する走りをとりました。
1周回を完了するとコースの至る所で応援団が目に入り、気合いが入りました。
半分の6周目で脚が攣り始め、しっかり水分を取ると治まりましたが、7周目からメイン集団のペースアップがあり、河賀選手を吸収した8周目の三段坂で遅れてしまいました。このペースアップは後方で待機したVICTOIRE広島の選手は絶対に付いていかないといけない場面でした。レースをリードしてくれた河賀選手に申し訳なかったです。
遅れ集団の中でもその後は常にいっぱいいっぱいの状態で、何度も脚が止まりそうでしたが、応援して頂けるみなさんの後押しが力になり、出し切ることができました。
ありがとうございました。
今回の自分のリザルトは、チームメイト、スタッフ、サポーターのみなさん全員おかげです。
正直まともに調整ができてませんでした。後半戦はしっかり照準を絞って、レースの中で勝負に絡めるようしっかり走りたいと思います。
西日本クラシックはみなさんで作り上げたレースとなりました。
本当に感謝しています。ありがとうございました。」

宮田久生 DNF
「ここ1カ月間、週2回ほど伊藤を中心にチームで朝練を行ってきました。
この練習は予想以上に効果があり、基礎体力、技術に関しても体感できる向上がみられました。
またステムとサドルポジションを変更するなど体にも変化が出ていました。
レース当日は体調はよかった一方、
やはり地元レースの緊張感があったらしくよく眠れませんでした...
レースはというと、中盤のペースアップでじわじわ力を失って、7周目のフェンストンネル前の短い上りでちぎれてしまいました。
こから展望台まで一人、以降は5,6人のグルペットで完走を目指しました。
しかし意思統一はできていたもののペースは保てず9周完了時に足切りとなりました。
レース中複数ラインで進行している時、前の選手の後ろについて走るべきところをラインとラインの真ん中に入ったりズレたりしている瞬間があり、他チームの選手に指摘される場面がありました。
よく納得できたので意識してなおしていきます。
それから、集団から一人でちぎれてしまったのはやはり気持ちの弱さがあったと思います。
脚がなくなりはじめてからは、下がりながら入る場所が無い+無駄に踏む...の悪循環でした。
脚力としては、しがみついていく最低限のレベルにはあると感じています。
それを自信をもってどこで使うか考え、次につなげたいと思います。」

丸本悠太 DNF
「1周目、集団内で落車多発し、私も三段坂の手前で巻き込まれる。その後も何処で前に出たらよいか分からず焦るが前に出れない。そして5周目パンクになり前輪を交換、半周程独走して追いつく。6周目にペースアップにより三段坂で千切れてしまう。
密度のある集団内で走る事にストレスを感じる場面が多くあった。集団密度になれる必要があると感じられた。
レース後のミーティングで位置取りに関して具体的アドバイスありがとうございました。次のレースも広島とにていますので、積極的に位置取りしアドバイス生かします。」

石堂大悟 DNF
「この広島の大会に出場させていただき、チームメートや関係者スタッフの皆様方には本当に感謝しかありません。有難うございました!
中央森林公園のこのコースを初めて走ったのが1993年で、22年前から走っているコース。最後に西日本ロードを走ったのは?とネットで調べてみると第39回の結果が出てきて17位で完走でした。それから10年の月日が流れ、この様な最高のチームと最高の舞台で走れるのですから興奮しないわけがありません。しかし無情にも第10戦のチームタイムトライアルは雨のため中止。目標にしていたレースだけに残念すぎて言葉がありません。しかし、これが主催者側の最善の判断と思うしか無く、次の日のロードレースに気持ちを切り替えるしかありませんでした。
迎えた2日目、私にとっては苦しいレースが始まると分かっていても静かにテンションが上がってきます。緊張感もありますが本当に楽しくて仕方ありませんでした。
スタート後は河賀選手を含む有力チームの入る逃げのため集団は落ち着き、下りは速いが上りがかなり遅く、ラップタイム的にゆっくりと進みました。しかし、これからとんでもないペースになる事は誰の目にも明らかで内心構えてしまい、集団内でかなりストレスフルな走りになってしまい、変に脚を使ってしまいまいた。やはり5周目ほどからペースアップ始まり、6周目の三段坂途中でかなりいっぱいで走っていたところで目の前で落車が発生。私は落車した選手に乗り上げ、集団はあっという間に居なくなり、そのまま集団から置いていかれました。何人かで走っていましたが、みんな疲れている様で、その後はいつもの?一人旅が始まり、落ちてくる選手を目標に走っていましたが8周目完了時点で終了の赤旗を振られました。
敗因として力不足は当然あるけれど、レース後のミィーテイングでも指摘されたように、やはりレースの基本でもある、集団前方で走れていないところにあると思います。前方で走れていないから落車のリスクも増えるし、展開も分からない。私自身、他の選手には前々で走るように言い続けているのですが、自分が出来ていない事に本当に恥ずかしいところです。しかし以前はやっていたので単なる慣れと、気持ちだと思います。今回のレース中にも徐々に慣れてくる感じがあったし、今後のトレーニングでも意識したいと思います。チームメートのみんなは私より若いですが、レースの事を具体的に言葉で表現出来るし、気付かされる事がたくさんあります。これからもチームメートやコーチや監督から色々なものを吸収して結果を残せるように頑張っていきます!
皆さん、これからもよろしくお願いします!」

宮口直之 DNF
「地元凱旋レースと言うことで初日のチームタイムトライアルからかなり集中して、気合入れて臨んでたけど初日はまさかの中止で・・・遠方から応援に駆け付けてくれた方のためにもロードレースでは自分なりの精一杯の姿を見せたいと思い、スタートしました。
会場には本当にたくさんのファンの方がオレンジ色のウェアを身にまとい、スタートセレモニーで最前列に並ばせてもらった時には本当に感無量で、この西日本ロードクラシックを走れるだけでhappyな気分になれました。 
スタートと同時に皆、かなりの勢いで加速していき僕は3列目スタートの利点を生かす間もなくズルズルと後退。
何度も集団前方に上がろうと試みるも、集団中盤から前へあがれず落車頻発ゾーンに捕まる。 
1周目の三段坂では前方での登りの落車でストップ、2周目もすぐ後方でガシャガシャと嫌な音。
さすがにマズイと思い徐々に位置をあげていたら3周目の下りで前方の落車が発生
避けきれずに倒れた自転車に突っ込みブレーキレバーとサドルが大破。体へのダメージはなかったのですぐに起き上がり再スタートするもバイクのダメージが大きく走行不能となり収容されました(涙)
不完全燃焼なレースとなってしまい悔しくて悔しくてその日は夜も寝れないほどでした。 全てはスタートからの後退、集団での位置取りの悪さ、ジャンプアップする技量不足だと思います。
この悔しさを胸に秘め残りのレースで絶対に魅せます!
後半戦、結果も重要ですが、1戦1戦を大切に完全燃焼目指して頑張ります!」