レースで特定の成績を残した選手には特別な色のジャージ(ウェア)が贈られ、次戦(複数日にわたるレースでは獲得翌日)はチームのジャージの代わりにそれを着てレースに出場します。大会によって用意されるジャージの色と意味は異なります。
複数日にわたって行われるステージレースでは、その日までの累積時間が最も短い、つまり一番速い選手に「リーダージャージ」が与えられます。
年間20前後のレースを行うリーグ戦である「Jプロツアー」では、各レースで着順によってポイントが付与され、年間を通して累計されます。レースごとに、その時点での累積ポイント1位の選手が表彰され、リーダージャージが与えられます。
また、各レースでは特定の場所を一番に通過した選手にポイント賞(スプリント賞)や山岳賞が与えられますが、それらを獲得した選手には各賞のジャージも贈られます。
また、全日本選手権など各国の国内選手権(TTとロードレースそれぞれ)の優勝者には「ナショナルチャンピオンジャージ」が贈られます。獲得した選手は、翌年の国内選手権まで世界中の大会でそのジャージを着て走ることができます。
特別な色のジャージを着ることは強さの証明なので栄誉あることですが、他チームからのマークが厳しくなるため、アタック(ペースアップして他の選手を出し抜こうという動き)が決まりづらくなるなど困難も伴います。
◎特別なジャージの例
・Jプロツアーのポイントリーダー:プロリーダージャージ…赤
・JプロツアーのU23(23歳未満)の1位:ネクストリーダージャージ…白
・全日本選手権優勝:白地に日の丸がベース。獲得者の所属チームによりデザインは異なる
・ツール・ド・熊野:各ステージ終了時の1位:黄色
各ステージ終了時のU23の1位:水色
ルール 仕組み しくみ 基本 基礎
更新日 : 2020年3月27日