ロードレースとは

自転車のはなし

ロードバイクの特徴

フレーム(枠組)の材質は、鉄製やアルミ製のものもありますが、プロ選手が使うのはカーボンが主流です。

材質ごとに丈夫さや乗り心地、軽さなどが異なり、好みやニーズによってベストな選択は変わってきます。カーボン製最大の特徴は、軽さ。7kg弱程度で、一般的な「ママチャリ」の半分以下しかありません。

ママチャリには標準装備されている泥除け、かご、ベルなどは付いておらず、より軽く、空気抵抗を最小限にできるよう設計されています。ハンドルのグリップ部分はUの字型に曲がっていて、風の抵抗を抑えるために前傾姿勢で走るときに、握りやすいようになっています。このようなハンドルを「ドロップハンドル」と言います。
タイヤは路面からの抵抗を少なくするため23mm~25mmと細く、滑り止めの溝も少ないのが特徴です(滑りやすいので、濡れた路面で転倒しないよう注意が必要です)。
ロードバイクは、速く走ることに特化して、あらゆる無駄を削ぎ落として作られた自転車なのです。

さらに、スタートからゴールまでのタイムを競う「タイムトライアル(TT)」では、より速く走れるよう専用の自転車が使われます。「TTバイク(タイムトライアルバイク。略してティーティーバイク)」と呼ばれ、空力を最優先にしたフレームやホイール、より前傾姿勢で楽に走れるように両手を自転車の中心におけるハンドル(DHバー)が採用されています。

基本 基礎

更新日 : 2019年4月11日